野村克也
元ヤクルト監督で現在はシダックスの監督をしている
野村監督。
奥さんがインパクト強すぎて頑張ってくださいって思っちゃう
野村監督。
いきなり何かと思った方もいるかもしれませんが、
今月の日経新聞の『私の履歴書』はあの野村監督が担当なのである。
これまで武田薬品工業、トヨタなど日本の一流企業の社長から政治家、海外の著名人にわたり
とても幅広く自らの自伝を語る日経の人気欄で久々に楽しいな~
と思う記事を書いているのが野村監督なのである。
何が面白いかって、野球の裏側をリアルに、そして野村監督自身の
意外な一面を見ることが出来るからだ。
たとえば、6月12日の記事にはこうある
「捕手は試合の脚本家」
つまり、自分のサイン一つで試合を作り上げる役割を担っているということだ。
また野球というのは
「戦力」「士気」「変化」「心理」の4つの要素からなり
その中でも「心理」が最も大切なものであるということだ。
さらに詳しく言うと、
野球のカウント(ストライク0~2 ボール0~3)の組み合わせは
12種類あり、さらにランナーの有無によってバッターの心理状況は大きく変わるのだそうだ。
その効果を旨く活用し、「ささやき」を行う。
「ささやき」とはバッターが足場を作っているときなどに
「まともに入るな、ボールから入れ」などわざと言うことで
言葉が気になり集中力を持続するのが難しくなる
という心理攻撃である。
多くの選手がこれにより集中力を欠き
キャッチャーとしても
またプロ野球選手としてはじめて3冠王になるなど
バッターとしても優秀な成績を収めたそうだ!
ただ野村監督の「ささやき」も
あの長島茂雄という人間には通用しなかたようだ
なぜって?
野村監督の聞いたこととはまったく別の答えを返し
人間離れの極みだったそうだからだ・・・
そうおもうと今の長島語録もなんとなく
うなずけるようなきがした。。。
何はともあれ
「知る」
ってのはとても楽しいことである・・・